ステーキを食べて献血した検査結果は…
定期的に献血をしている私は、送られてくる検査結果にたまに異変を感じることがあります。
例えばコレステロール値が急に上昇していて、「あれ? 昨日何か食べたっけ?」と思うんです。
コレステロール(CHOL)は内臓などの異常で変動する他、脂肪の多い食事を続けていると上昇するとされています。
そこで、あえて前日にステーキを食べた明くる日に献血してみました。
※写真はイメージです、ではありません。
するとどうでしょう。数日後にWEBのサービス・ラブラッドで検査結果を見ると、やはりコレステロールが上昇しているではありませんか。
基準値内には収まっていますが、2月9日の数値が、その2週間前の1月25日と比べて35mg/dL増えています。
前日のステーキだけではなく、その数日前からの食事も影響しているかもしれません。
その後、時を経るにつれ徐々にグラフが下降していくものと思います。
職場で受ける年に一度の健康診断では、胃カメラを飲むことも多く、最後の食事は消化のよい物を摂ることを強いらます。私の実験のように前日にステーキを食べて健康診断に臨む人はまずいませんね。
空腹の状態で受ける健康診断と違って、献血はむしろ空腹はお勧めされません(食事の直後もあまり良いとされていません)。
受付時に直近の食事の時刻を必ず確認されます。もし空腹だとわかった場合にはドーナツ1個をくれる献血ルームもあります(例えばミント神戸15献血ルーム)。
普段の食生活において、その日の1回の食事がどれだけ体に影響があるかなんて、なかなかわかるわけではありません。今回の実験は、短い期間で何度も血液検査がわかる献血ならではのアプローチです。
数値の上昇に気づかず、毎日こんな脂っこい食生活を続けたら、動脈硬化へとまっしぐら。
何もコレステロールに限ったことではありません。総蛋白やγ-GTP、他の数値も、異常な状態が続けば、決して健康とは言えません。
検査結果ですぐに気づかせてくれる献血さまさまですね。