治っていない傷があれば献血できないことも
献血時の注意事項の中に、下記の内容があります。
擦り傷や切り傷などがある場合は、傷の状態によって、献血をご遠慮いただくことがあります。
これまで何度も献血をしてきた私にとって、まさかこれに引っかかって、献血を断念する事があるなんて、思ってもみませんでした。
あれは、 夏の暑い日。
ウォーキングしながら梅田まで行き、ランチした後に献血するのが休日のルーティーン。
その日のスタイルは、七分丈のズボンにスニーカー、ショートソックス。気分はもう、うきうきロンサムハイヒール状態。
でもまさか、これのソックスせいで、献血できなくなるとは夢にも思いませんでした。
採血室のベッドに横たわり、看護師さんが採血の準備をしている時でした。
何気のない会話で問題が発生。
ノクチ「絆創膏をもらえませんか?」
看護師「えっ、何に使うんですか?」
ノクチ「靴ずれしてしまって、足首にちょっと傷があるんです」
看護師さん「ああ、一旦中止しますね。先生を呼んできます」
ノクチ「……(汗)」
常駐の医師が来て、アルコールを湿らせた綿で、患部を何度か撫でました。
「シミませんか?」
ようやく事の重大さに気づいた私は、正直に染みると申告しました。
今回のケースは私に落ち度があるんです。
看護師さんは「せっかく来ていただいたのに、申し訳ない」と謝ってくれましたが……。
受付時に、注意事項を説明されます。
その中には、当記事の冒頭にあるように「治っていない傷などはありません」という趣旨の同意事項が含まれています。
何度も献血している私にとっては、耳にタコができる程聞き慣れた注意事項もついついスルーしてしまいました。
傷が治っていないと、採血する血液にばい菌が混じっている可能性があるためだとか。
献血する側というよりも、輸血する側の体を鑑みて、設けられているらしい。
相手のことを考えて、きちんと注意事項は守りましょう。