献血ルームの甘い誘惑……血糖値の上昇に気を付けましょう
献血ルームには、ボタンを押すだけで出てくる無料のジュースの自動販売機が設置されています。無料なので販売機とは呼べないかもですね。
採血の後は特に、水分不足になりがちなので、看護師さんから最低2杯は飲むように促されます。
私もその言葉に甘えて、夏の暑い時期はガバガバと5杯ぐらい飲んでいました。しかも甘い清涼飲料水ばかりです。カルピスとか、リアルゴールドなど……。
献血に限った話ではないですが、あまり糖質を多く含んだ甘いジュースばかりのむのは禁物です。
血糖値が急上昇するからです。
一時期、献血して家に帰ってものすごいだるさを感じたことがありました。献血直後よりも、むしろ数時間後の話です。もしかしたら血糖値の急上昇後に急に血糖値が下がる、いわゆる低血糖の症状だったのかもしれません。
血糖値といえば、過去にほろ苦い経験があります。
会社の健康診断での話。前日から飲まず食わずに検査で備えていました。ところが、病院に着いたとたん、油断してしまいました。その日は真夏の猛暑日。
入口にあった自販機でレモンティー350mlを購入し、一気飲み。まもなく検査が始まり、採血したのはその数十分足らずの後ですが、すでに血糖値の上昇は如実に結果に表れていました。
「糖尿病の疑いあり。すぐに治療を開始してください」
勿論、この診断は、いってみれば"誤診"であり、そもそも空腹時を想定した検査の直前にジュースを飲んだ私の過失です。
甘さ控えめなレモンティーでこのありさまですから、コーラのような甘いジュースはどうなるでしょう。
そもそもコーラに砂糖がどれだけ含まれているか、ご存じでしょうか。なんと角砂糖でいえば優に15個を超える量が入っているそうです。
炭酸が入っていないジュースは砂糖控えめかと思いきや、カルピスもコーラに負けないぐらいの量らしいのです。
献血ルームのドリンクは紙コップなので少量とはいえ、以前の私のように5、6杯も飲めば、1リットルほどの量に達します。
献血して人の健康の役立つことをする一方で、ジュースをガブ飲みして自分の体を壊しては、世話がありません。甘くない飲み物を選択して水分補給しましょう。