献血の検査結果が糖尿病の発見に役立ちます

2021年3月10日

けんけつちゃん・糖尿病の発見に役立つっち!
けんけつちゃん・糖尿病の発見に役立つっち!

糖尿病に関するの血液検査の項目として、真っ先に「血糖値」が思い浮かびます。でも健康な人でも食後は血糖値は上昇するため、空腹時に採血しなければ病気の判断基準になりにくいと言われています。

事実、私も過去に定期健診の病院で、検査の直前に油断して缶ジュースを飲んだことで血糖値が急上昇し、「糖尿病の疑いあり」と診断されたこともあります。これは、健康であるのに逆に糖尿病だと誤って判断された悪い例です。

糖尿病関連の項目としては、血糖値の他にHbA1C(ヘモグロビン・エーワンシー)グリコアルブミンの2つの検査項目があります。これらは直近の食事の影響を受けることなく、過去数週間の血糖値の平均値が数字に表れるため、糖尿病の判断としてより有効とされています。

一般の診療所などで特に糖尿病に限定しない血液検査の場合は、「血糖値」しかありません。
一方、献血の検査項目の中には、前述のグリコアルブミンが含まれています

私が初めて献血をし始めたはるか昔、2009年より献血の検査項目にグリコアルブミンが追加されていたようです。その目的はというと、やはり糖尿病の発見にあり、その背景には日本人の糖尿病患者の増加があったようです。

以上のことからも、献血をするだけでも糖尿病の早期発見に役立ちます。
ただ、送られれ来るハガキの検査結果を見過ごしたら意味ないですけどね。ハガキを郵送しないようにしている場合でも、献血Web会員サービス「ラブラッド」にログインすれば、いつでも過去分の結果を確認できます(下記2枚目の画像)。

知らず知らずの間に自分が病気にならないためにも、献血は有効ですね。